2009年度(平成21年度)総会・議事録

平成21年度総会報告

● H21年黒潮会総会

黒潮会総会が8月9日(第二日曜日)に都大附高(桜修館)プールにて行われた。(参加人数は30名程度)
総会議事次第は以下の通り。
1. 中高水泳部新顧問 近藤悦子先生あいさつ
2. 現役コーチ、主将、水泳部員の紹介(桜修館中等教育学校を含む)
3.平成20年度活動報告と決算報告の承認
4. 平成21年度活動方針と予算案の承認
5. 黒潮会創立77年周年記念式典について(10月予定) 
6.その他

1. 今年度より水泳部顧問となられた近藤先生より、プールの内壁の一部が落下した事、その為に目黒十中のプールを借りた事、例年行ってる都立大戦(対抗戦)もその為に中止した事、7月の合宿へは桜修館3, 4年生、都校2, 3年で参加した事等報告があり、日頃の黒潮会からの援助に感謝しているとのお話があった。また、桜修館には12才の子供が入学して来る訳で、色々と父兄に対するケアも考慮せねばならず、「都大附・桜修館2009年度水泳部だより」というA3二つ折りの父兄に用の水泳部紹介シオリを作成し配布して頂いたとの事報告があった。尚近藤先生は都立小石川高校水泳部のOG。

2. 小島ヘッド・コーチより、プールの内壁落下事故により思う様にスケジュールをこなせなかったが、今後は高校生は16校(8/23〜24)、中学生は東京都中学校学年別水泳競技大会(9/19〜20)を目指してがんばって行くと挨拶があり、その後部長の渡辺さんの挨拶、現役達の挨拶があった。

3〜4. 平成20年度会計報告、平成21年度の予算案が承認された。

5. 会長より「黒潮会創立77年周年記念式典」に関してプロジェクト・チームを作り、場所は桜修館の多目的ホールを借り(無料)秋に開催したいと発表があった。その際過去の水泳部顧問の先生(小松先生以降、久野、吉田、豊田、町田、藤井)、校長先生等も呼びたいとの事。また黒潮の組織についてももっとソフトなものに作りかえていくつもりとの事。

6. ア. 鈴木治氏より、総会の知らせが遅すぎたのではとのご意見があった。
  イ. 大石より30傑を独自に作成したものの提示が有り、これを30傑としてHPに載せてたいとの意見が出た。会長の承認を受け、後日HPに載せる予定。
  ウ. 高取より現役との交流タイムというものを総会の中でとってはどうかという意見が出た。
  エ. 菱沼氏(21期)より、OB、OGでエージ・グループを作り、そういった記録もHP等に載せてはどうかという意見が出た。


上の小さな画像をクリックすると総会、及び懇親会の模様が見られます。(写真及び動画: 9期・山本氏提供)

懐かしい「ボイス」。伝統は受け継がれていますね!
(ご覧になるにはQuickTime Playerが必要です)
QuickTime

● 黒潮会創立77周年記念フォーラム
3月13日(土)午後1:30〜4:30、桜修館の視聴覚室にて行われた。
参加者: 現役水泳部員23名、OB・OG会員15名、水泳部顧問・近藤先生、須藤校長
1 基調講演1「中高一貫教育が心の発達に与える影響」
 講演者: 詫摩武俊(S.23卒)東京都立大学名誉教授(心理学)
 基調講演2「水泳部生活で得たもの」
 講演者: 米本恭三(S.26卒)東京慈恵会医科大学名誉教授
 司会: 鈴木 治(S.26卒)
2 パネル・ディスカッション「プールサイドで求めるものは何か?」
 パネラー: 大久保利晃(S.33卒)(財)放射線影響研究所所長・理事長、詫摩武俊
 コーディネーター: 高品 斉(黒潮会会長)

詫摩氏講演(抜粋)
英語は国際語だが、それ以外の語学を10代で学んで欲しい。
中高生の時期は自分の一生の方向性を決める時期。身体的には自立しているが、精神的、金銭的にはまだ自立していない。心の自立が始まる時期に、将来の夢、仕事等についての目標を持って欲しい。(自身は先輩の話が大きく影響した)
6年制の中高一貫教育においては、クラブ活動を通じ、先輩・同級生・後輩との良い人間関係を築く事が将来の財産になる。

米本氏講演(抜粋)
高校時代は戦後の食料不足の中ではあったが、先輩達との話や、牛臥海岸での水泳合宿は楽しかった。
高校3年の時に水球でインター・ハイ3位になったのは学生時代のハイライトだった(『黒潮45号』参照)
中高生というのは脳の神経細胞がインフラ整備をする時期でもある。
現在大学水泳部のOB会の会長をして、新入部員とは全員挨拶するが、まだ黒潮会員で慈恵医大の水泳部に入部した人はいないので待っています。

2 パネル・ディスカッション抜粋
(コーディネーターの「ウツと性格の関係とは」の質問に答えて)
詫摩: 水が半分入ったコップを見て「まだ半分ある」と思うか「もう半分しかない」と思うか。夏休みにしてもしかり。時間にしても量にしてもマイナスに見る人とプラスに見る人がいる。ウツになり易い人はせっかちに自分を追い込む人が多い。しかしウツとかそうでないとかは、簡単に言えない。ただいつも時間に追われていると考えるか、そうでないと考えるか。自分と他人との違いを認識するべきだ。

(コーディネーターの「性格で時間に追われている様に感じる人はいる。それをあまり気にしないのが性格なのか?」を受けて)
詫摩: 性格とはその人の中に一貫して流れているものを言う。何を着、何をしていても流れがある。私がゆっくりと喋る事も性格の一つの特徴。様々な行動の奥にあるものが性格ですね。
大久保: ウツになり易い人はいつもなり易いという事ではない。新しい経験には新しい対応性が付いて来る。社会生活においても、新しい体験において失敗等すると乗り越える術を覚えていく。これは水泳の練習に耐えた経験によるものがある。

(コーディネーターから「最後に若い現役に一言」を受けて)
詫摩: 自分の一生の方向づけのなされる時期、色々な可能性があると思う。自分の将来を考える時期でもある。そういう時期、水泳部にいるという事は、先輩達と話し、自分の未来の姿を想像してみる事が大切だ。またぜひ日記を書く事を勧める。1日3行でも4行でも良いから書く。日記は自分を振り返る記録となる。

その他現役・若手のOBとの質疑応答、会長より顧問の近藤先生を通し、桜修館・都大附高水泳部に目録(水中ボトム・ミラーとDVDカメラ)の贈呈、須藤校長の挨拶(黒潮会に対して「これからも水泳部をよろしくお願いします)があり、盛会の内に閉会となりました。


上の小さな画像をクリックすると創立77周年記念フォーラムの様子が見られます。(写真: 崎濱)

● 黒潮会創立77周年記念懇親パーティー
3月13日(土)午後6:30〜8:30、桜新町レストラン「ラピアンタ」にて行われた。
参加者: 川崎裕康, 高瀬昭夫(S.28), 小林紳也(S.29),川崎雅敏, 長嶺公成, 宮田(谷)若菜(S.30), 大久保利晃, 大島義邦, 佐野雅治, 高品斉(S.33), 服部誠示, 山本良雄, 横山幹司(S.34), 大槻満, 新井洸三(S.35), 河北紘明(S.36), 鈴木貞男(S.37), 早坂義昭 (S.38), 飯沼清(S.39), 澤田忠美, 萩生良紀(S.40), 北川英一, 大塚謙一, 金田保則(S.43), 安部俊秀, 大谷裕, 斉藤文章, 鈴木伸太郎, 谷岡誠一, 松沢実, 安部(簑原)志津子(S.44), 田島健三, 小原進, 田中伸, 菱沼和男, 水谷勝恒, 森田(戸叶)佳代子, 深澤(薬袋)紀子(S.46), 塚田研一郎(S.47), 大石隆彦(S.49), 村上敬, 藤田亮, 宮崎公義(S.50), 柳川(小林)真佐子(S.55), 角田篤俊(S.60), 松田浩人, 森岡浩司, 前畑京子(H.2), 中村一久(H.3), 松榮穣(H.4), 関野裕樹(H.18), 久永拓也(H.19), 小島貴志(H.20)=計53名(敬称略・かっこ内は卒業年)
「写真館」の写真を河北氏がDVD化し、それを店内のプロジェクターで放映。懐かしい写真が流れる中、安部氏の司会のもと世代を超えて楽しい一時を持ちました。(文責: 24期大石)

  このページの上へ